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チヌと戦うことにした。 [震災]

まったりと激しく

takuiです。こんばんわ

今日は「凛として時雨」の「illusion is mine」という曲をまずはお聞きくだされ。

G・VoのTKとB・Voの345(これで「みよこ」と読みます)そしてDrのピエール中野の3ピースバンドです。

このバンド何が凄いって、3人ともバケモノです(爆)

もちろん「めちゃめちゃうまい」っと言う意味でのバケモノですよ。

takuiはこの上手さと楽曲に惚れました。このバンドはコピっても出来ないな・・・何しろ声が出ない(汗)

さて、タイトルとオープニングの内容が一致しない今回の記事ですが、今週末新潟の「笹川流れ」でチヌ(黒鯛)釣りに行く事になりました。

1泊して2日間チヌと格闘してきます。釣果があまりよくないそうなので、釣れるかどうか・・・・・・

来週釣れれば紹介します。(笑)釣れなかった場合は風景だけね(爆)

それでは震災後11日目のお話です。

3月21日

この日takuiの電話がなったのは朝9時ぐらいだったと思います。電話は会社からでした。「どんな手段を使っても良いから戻って来い」という内容です。ある程度予想はしていたとは言え、昨日の今日で連絡が来るとは思いませんでした。でも、現場はそれ程切羽詰っている状態なんだと想像することも出来ました。

電話があって直ぐtakuiMさんに電話しました。「召集かかったから一緒に行く?」と言ったら二つ返事で「いいよ」と帰ってきました。

takuiMさんは12:00に上野駅集合することを約束して電話を切りました。その後、総裁に話しをしました時に総裁は震災後初めて泣きました。そしてこんな事書くの恥ずかしいですが、takuiはこの時総裁を愛おしく思いました。

家族に心配を掛けるかもしれない、でも愛する家族を守るためにもtakuiはあの場所へ戻らなくてはいけない。そして自分が出来ることが必ずあそこにある。そんな確信めいたものがtakuiの中に芽生えたのはその時でした。

だからこの瞬間takuiに迷いはありませんでした。迷いがなくなれば行動に移すのは簡単です。まずはそこへ向かうための交通手段を考えます。都内までは問題なく行けます。問題はそこから先です。つくばエクスプレスがかろうじて運行していたのでつくばまでは行くことが可能です。つくばからは水戸まで臨時バスが出ていることがわかりました。これで水戸まで行くことが可能になります。問題はそこから先です。水戸から北へ向かう交通手段はありません。でも会社からの指示は「どんな手段を使ってでも」っと言う指示です。そうすればもうヒッチハイク・・・・・・・ぃゃぃゃタクシーです。それで何とかなるだろうと思いまずはMさんと待ち合わせしている上野へ向かうために荷造りを始めました。

荷造りといっても大した荷物はありません(笑)数日分の着替えと歯ブラシなどの日用品、財布と免許証や携帯電話と充電器あとはDS(爆)買ったのはそれを入れるためのバックだけです。そうして11時頃後ろ髪を引かれる思いで鴻巣市を後にしました。

上野に着きMさんと合流するとtakui達は秋葉原へと向かいます。それからつくばエクスプレスにのりつくばへ行き、バスに乗って水戸まで順調に到着しました。水戸駅前を見たtakuiは地震の被害の凄さを改めて実感しました。駅前も地割れや沈下など被害は尋常じゃありません。発電所にばかり気を取られて最初にあった震災は地震だということすっかり忘れているような感じでした。そして現実に否応なしに戻されたような気がしました。

駅からタクシーを拾うのは簡単でした。takui達はタクシーに乗り目的地まで向かいます。でも運転手さんも目的地までの道がわかりません。なので取り合えず国道6号線を北へ向かって進みます。そして夕方6時頃だったと思いますが目的地へ到着することが出来ました。そして、そこで震災前に一緒に仕事をしていた面子とやっと顔を合わせることができました。

そしてそこで初めて津波の影響で発電所の全電源が損失したことを知りました。今までの点と点が線で結ばれた瞬間です。

地震・電源損失・津波・DG停止・注水機能停止・圧力上昇・メルトダウンの恐れ・水素爆発・全て繋がりました。今までニュースを見てきて冷静に考えればわかるはずの出来事だったのに、10日もたってやっと発電所で起こった事象をはっきりと把握できたのです。そして、takui達が避難していた10日間にも電源を活かすために高圧ケーブルを手引きで引き回し仮の電源盤を準備している人達がいることを知らされました。

takui達は明日早速1F(福島第一原子力発電所の略称です。)へ向かうことになりました。そして、今まさに1Fで仕事をしているメンバーが今日の夜戻ってくると言っていたので、そのメンバーと会い引き継ぎをしてから帰ることになりますが、そのメンバーが帰ってきたのは夜の11時ぐらいでした。そのメンバーから現場の状況を聞き明日の朝現場へ向かうことになりました。

そして、その日の夜、それぞれの再開を祝して小さな祝杯を挙げました・・・・



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