♪たった一度きりの人生を・・・♪ [震災]
君と出会えた愛しき人生を
takuiです。こんばんわ
音速ラインの「心のままに」
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2月に発売されたニューアルバム「Alternative」に収録されてる曲です。
相変わらず刹那いメロディーラインと心にグッとくる歌詞最高です。
まだ聞いたことがない人レンタルでも良いから聞いてみて下さい。最悪youtubeでも良いから。
これからチョクチョクtakuiお勧め楽曲入れてきますのでヨロシクです(笑)
さて、今日は震災6日目のお話です。
3月16日
この日忘れられないというかtakui的には衝撃的な出来事を目にすることになります。
避難所にはそぞれぞ町の役場の人達が着いていて避難者の面倒を見てくれたり、事務手続きをしてくれたりします。もちろんそれが当たり前だと思っていました。でもその人達も避難者なんですよね。そんな当たり前のことにtakuiを含め多くの人が気付かずにいたんです。
その日takuiはタバコを吸いに(っあ!そうそう言い忘れましたが、震災を境にすっかり喫煙者に戻ってしまいました・・・・・)外に出ました。その時に町役場の女の人が泣き崩れて他の人に慰められてる姿を目撃してしまったんです。
現状に耐えられなくなったのか、それとも誰かにクレーム付けられて心折れてるのかはわかりませんが、とにかく「私はもうダメです。」っという言葉だけが記憶に残っています。
この時takuiは「俺は何をやってるんだ!同じ避難民であるはずの役場職員がこうして皆の面倒を見ているのに俺はこうしてただ無駄に時間を過ごしてるだけなのか!!」こう言って自分を責めました。
そうなんです。「役場職員だから町民の面倒を見るのは当たり前」そんなはずはないんです。彼(彼女)達だって自分達と同じ状況です。避難者です。それなのに皆のために、皆が少しでも不安にならないようにがんばっているのに自分達はそれに甘えてこの数日を過ごしていた。この事に気付いた時に「自分は何てバカなんだろう」と思いました。そう思って周りを見ると自分達を支えてくれる沢山の人達がいることに気付きました。
届いた支援物資を運んでいる人、食事を用意してくれる人、避難所の施設を運用している人、ゴミを処分してくれる人、トイレを掃除してくれる人等々これらは全て三春町の人達です。そして大熊町役場の方々・・・・・これらの人達に支えられて活かされていたというのに「寒くて眠れない」とか「食事を支給する時間が遅い」とか文句を言いながら生活していたのです。
takuiは自分が情けなくなりました。そして「自分が出来ることは何か」を考えようと気を改めました。そうすると体が自然と動きます。物資を届けにきたトラックがあれば荷物運びの手伝いをし、ゴミを回収していれば手伝うようになりました。体を動かすからなのか、それとも他に原因があるのかはわかりませんが、それから言うもの少し気が楽になったような気がしました。相変わらず寒さと餓えは変わりませんでしたが(笑)
それでも何となく今までよりも充実した1日を送れるようになったのです。そして今まで以上に周りが見えるようになりました。同じ被災者同士、自分が困っていると思えば相手も同じです。そうやって差さえあって生活する。さすがに2000人の大人数と分かち合って支えあうことはできませんが、自分の周りにいる人達とは出来ないはずがありません。そうやってこちらから接すると自然と相手も同じように接してくれるものです。
それでも1組・また1組と避難所から去っていきます。それを見るたびにtakui達の心に焦りが生じてくるのも事実でした・・・・・
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